取り組み

平成23年度黒潮町教育委員会研修視察(広島県呉市)

2012年02月03日

2月2日(木)~3日(金)呉市立和庄小学校

呉市教育委員会(2日)と呉市立和庄小学校(3日)を訪問し、「小中一貫教育」に関する、先進的な取り組みについて研修しました。

呉市は、中学校28校、小学校44校というたくさんの小中学校がある市です。その全ての中学校区で「小中一貫教育」をすすめています。ブロック別学校経営研修会(校長会)、小中一貫教育コーディネーターの配置、小中一貫教育推進加配講師措置、小中一貫教育研究事業など、制度面や予算面で地教委が全面的にバックアップしています。「小中一貫教育」には、約10年近く取り組んでいるということでした。成果は、学力の向上(全ての教科で全国平均を上回っている)、生徒指導上の諸問題が減少していること等です。

和庄小学校の教育目標は、「一に体力、二に気力、三に学力、ぐんぐん伸びよ」です。特に印象に残った取り組みとしてノーチャイムの実施(自分で時計を見て動く、上級生が下級生のリーダーとなる)、挨拶・返事・靴そろえの徹底(呉市全体の取り組み)、乗り入れ授業(中学校の先生が小学校へ来て授業を行う)等がありました。成果としては、各種テストが県平均を上回る結果となっていること、無解答率0%(諦めない気持ちが育っている)等が挙げられていました。研修当日は、全学級(12学級)の授業を公開していただきました。上の写真はその一部です。授業では、「言葉」をとても大切にしています。子どもたちは、主語・述語・語尾・声の大きさに気をつけながら、自分の言葉で発言できていました。このような力は一朝一夕には身につくものではありません。粘り強い普段の取り組みの賜物だと感じたことでした。

 

 

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